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喧嘩稼業ブログ

喧嘩稼業の小説の続編が登場「別冊2-1」感想と考察

どうも、九兵衛です。

こちらの記事は、noteからの移転記事となります。

内容は、喧嘩稼業別冊(小説)の感想と考察になります。

 

以下、本文

 

喧嘩稼業別冊2-1について

今回は、先日配信された喧嘩稼業別冊2の感想を書いていきます。まだ読んでない方はネタバレ注意です。

木多先生のnoteで100円で販売されています。

どんな話?

掲載の内容としては、名護夕間が武道解禁に成功した後の話で、時系列でいうと1973年の出来事が主になります。

終戦が1945年で、実際にGHQが武道解禁をしたのが1950年年代から徐々にされていき、剣道、柔道、相撲などが正式に解禁されたとされるのが1958年となります。

別冊1の話が1953年だと仮定すると、今回の話はあれから20年ほど経過していることになります。

名護夕間は、別冊1の時点で年齢が33歳と記述されているので、別冊2の冒頭のエピソードの時点では、50歳は超えていると思われます。

概要

名護夕間の元に櫻井武吉という青年が現れ、兄である名護夕武が死亡したことを聞かされる。金銭的に困窮していた名護夕間は、その後TV番組の企画に3人の弟子と共に参加することを許諾する。

時代は名護の時代から完全にプロレスラー力漢勝(りきかんしょう)の時代に移り変わっていた。かつて1度だけ外国人との真剣勝負をしたことのあった力漢勝であったが、その後はプロレス興行で世間を賑わせ、TV番組でも放送され一時代を築き上げる。

日本最大の広域暴力団の頂点に立つ板垣善三は、共に戦後の日本の裏社会で暗躍した梶原大和の最後を見届け、遺言として息子である隼人のめんどうを任された。

裏では力漢勝とも繋がりのあった板垣は、隼人を大和プロレスに世話をさせるため、大和プロレスへ送るも、プロレス道場で生野勘助(いくのかんすけ)ら門下生と一悶着を起こし、隼人は大和プロレスを去っていく。

時代の寵児となった力漢勝は、調子に乗り不義理に走り独立を企てていた。その不穏な動きに板垣は勘づき、大手メディアである大和テレビの社長大林と裏で手を組み、名護夕間を再び表舞台におびき出すことにする。力漢勝の知名度を使い、かつての名護夕間と力漢勝の真剣勝負をテレビ放送し、再び名護夕間(空手)にスポットを当てるのが目的である。番組には名護夕間と、その弟子3人が一緒に出演する運びとなった。

感想

15万文字以上と長い内容ですが、半分以上は、プロレスラー力漢勝の話になっています。

元ネタは力道山で、このあたりは史実に近い流れになっていますね。力道山の最後は暴力団との揉め事なので、板垣組を絡めてそのあたりの話も上手くオリジナルエピソードを創作するのかもしれません。

櫻井裕章と田島の父親である櫻井武吉も登場しました。櫻井武吉が御殿手を継承しているのは、作中田島が語っていましたが、現在(陰陽トーナメント時点)生存しているかも不明で、別冊2の時点ではまだおそらく田島は生まれていないので、田島と櫻井の因縁はこの後の話に繋がるのだと思います。

木多先生のXで、小説は三部構成になっており第三章は「御殿手継承問題」についてだとポストもしています。

 

 

三人の弟子の話も、空手VSプロレスの流れにもまだなっていないので、別冊2も2-2に続くのかもしれません。

おそらくこの後に、名護夕間の番組が放送され、弟子の3人の強さがピックアップされて、今の地上最強レスラー力漢勝率いるプロレス軍団と、一撃必殺の空手はどっちが強いのか?

みたいな論争になっていき、3弟子(山本陸)VSプロレスラー生野(猪木)の本編にも出たストーリーに繋がってきそうですね。

そのあとの時代背景としては、プロレスは衰退していき、山本陸が地上最強を名乗る時代に移り変わるので、力漢勝から山本陸へ切り替えるまでの出来事が起こりそうです。

そして、無事に大金を手に入れて沖縄へ戻り、隠居生活を始めた名護夕間の元へ、櫻井らが再び訪れ、櫻井裕章は最終的に名護夕間の最後の弟子になるも、そのときに後継者問題で一悶着が起きるのでは?という流れでしょうか。このエピソードでは、おそらく田島も絡んできそうです。

名護夕間の三人の弟子

名護夕間の三弟子とは、小説ではまだ名前も出てきませんが、原作ではすでに判明しています。

1.山本陸後に進道塾を作りフルコンタクト空手で一時代を作り上げた。自らも当時(陰陽より20年ほど前?)地上最強の男としてメディア出演もしていた。

2.佐川雅夫陰陽トーナメントに出場している佐川兄弟の父親。名護の弟子を離れたあとは日本拳法家へ転身するも、最強の道を諦め最強の道を息子に託した。幼少期より徹底的に強さを追求させるも、後に兄睦夫の恨みを買い殺害されてしまう。

3.川口拳治陰陽トーナメントに出場している川口夢斗の父親。血の繋がりはない。名護から独立後はキックボクシングの道へ進み、真空飛び膝蹴りで一時代を築く。(元ネタは沢村忠?)

この3人が中心となって、プロレスと対立し戦い、空手の強さを見せつける流れになりそうです。

梶原一族

板垣組の影の功労者である梶原さんの祖父にあたる梶原大和が病死し、息子である隼人にスポットがあたりますが、こいつがなかなかヤバい輩でした。

喧嘩商売では、入江無一に敗れ自害する程度の存在で、良き父親のように描かれていましたが、梶原修人はレイプされて出来た子だと判明しました。

陰陽トーナメントの後に板垣組は梶原さんの手に落ちるので、元の鞘に収まるという話でよく出来ていますね。

上杉均

三弟子よりも先に上杉均の話が最後に入りましたが、まだこの時点(1973年)では進道塾は出来ていないので、上杉が空手を始めるのは、もう少し先になりそうです。

まとめ

ストーリー的には、名護夕間の時代からプロレスラー(力漢勝)の時代に移り変わり、名護夕間の弟子3人がプロレスと対決する(前段階)話です。

プロレス繁栄の裏では、暴力団が関わっており、深い関わりのある梶原一族もそこに絡んできます。

名護夕間が沖縄に戻った後も、後継者問題が起こり、そこに田島や桜井が大きく関わってくるのだと思います。

小説も続きが気になりますが、とりあえず連載再開して欲しいです。






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