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喧嘩稼業 別巻レビュー感想 ※ネタバレ注意

管理人の九兵衛です(^o^)

一日早くコメントで届いたと教えてくれた方がいましたが、私の元にも無事別巻が届きましたー!

さっそく中身を読みましたのでその内容や感想など書いていきます。

 

喧嘩稼業 別巻

※中身は小説になっています

挿絵が数ページある程度です

 

名前:名護夕間(なご ゆうま)
年齢:33歳(1950年時)
身長:174cm
体重:85kg

※以下ネタバレ注意!

 

あらすじ

1950年(昭和25年)

GHQ占領下の日本での出来事

 

GHQは軍国主義撲滅のために

日本から”武道”を無くそうとしていた

学校での武道教育は禁止とされ

武道を教えることも実質禁止となっていた

 

その一方で日本の武道廃止の流れを断ち切るために動いた男がいた

政治家の葉森源内(当時63歳)

葉森は武道禁止の廃止を訴えるために

銀座にあるGHQ本部のケンプ少将と面会する

 

話し合いは上手くいくはずもなく

日本から”戦争戦闘技術”である武道を廃止すると言い張るケンプ少将

それでも引かない葉森に対してケンプ少将は、

海兵隊の銃剣術を使うドイル中尉と武道を戦わせて強さを証明しろと言う。

 

ドイル中尉は今まで負けたことがない銃剣術の使い手であり

素手で銃剣と戦うだけではなく米人に怪我をさせることはできない

それだけではなく武道を使う日本人は
殺害されても文句は言えないという圧倒的に不利な条件での戦いだった。

 

葉森はこの条件で承認し、
さっそくこの条件で戦い勝利できる可能性のある人物をあたることに・・

葉森にはあてがあった

名護夕間という空手家なら勝てるかもしれない

葉森は名護を探し出し

名護がやっている空手道場へ名護の説得へ行った

 

~中略~

 

名護はこの不利なルールでの立ち合いを承認し

素手VS銃剣でなおかつ相手に怪我はさせれない

自分が殺されても文句を言えない

相手に参ったさせるという戦いをすることになる

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

この後しばらく名護の空手の修行時代の話が続く

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

名護夕間はドイル中尉との決戦に挑む

その試合には多くの武道家が見物に来ており

その中には梶原柳剛流の梶原大門(かじわら やまと)もいた

 

ドイルはプレッシャーをかけながら名護に迫る

名護は構えず相手の殺意を探る

修行時代、師に教わった殺意を感じる技

一定の間合いに入ると名護は構えた

 

名護は正拳突きを放つ

ドイル中尉は銃剣でガードする

ドイル中尉は銃剣を手放すことができない

名護は繰り返し正拳突きを打つ

 

銃剣はUの字に折れてしまい、殴った名護の右拳には木片が刺さっていた

ドイル中尉は尻餅をつき「負けました」と敗北を認めた

この戦いを見たケンプ少尉は
名護と武道を気に入り日本の武道禁止を解いた

名護が日本の武道を守ったという物語

 

1952年4月28日

サンフランシスコ講和条約を発効

日本は正式に国家としての全権を回復した

感想

まさかの小説でしたが、なかなかの読み応えでした!

文章で書き起こすにはさすがに長すぎますので概要だけ簡単に書かせてもらいました。

 

本編の内容と深く関わるような部分はないと思われますが、個人的にひとつだけ気になったのが、

葉森が名護を探しに行く途中で名護が昔住んでいたところの家主が「よく若い女も名護を尋ねに来る」と言っていました。

結局最後までこの部分の回収はいっさいありませんでしたが、

名護は独り身だったが女好きであった可能性が高く、名護の子供も今後登場するのかもしれませんね。

名護は陰陽トーナメント時点ではすでに故人ですが生きていれば90歳くらい。

(2017年で名護はちょうど100歳です。陰陽開催日が今から10年くらい前2006~2008として90歳くらい)

 

田島と櫻井裕章の父親である「櫻井武吉」という男は名護夕間の息子なのかもしれませんね。

だから名護は櫻井を最後の弟子に取ったのかもしれません。

櫻井武吉が本嫁以外の女との間に田島彬を作ったのも父親似だと説明つきますし。

表紙の名護の若かりし頃が、どことなく櫻井裕章と似ているような気もします。

 

櫻井武吉の父親が名護夕間だと仮定すれば、

田島も櫻井裕章も名護夕間の孫ということになりますね。

もっと年を取ってからも子供を作っていたとすると

田島世代の息子がいても不思議ではありませんね。

もしかしたら「櫻井武吉=名護夕間」の可能性もまだありますかね!?

 

※追記

女性が名護の部屋へ来ていた理由は本編で説明ありました。

(コメント頂き修正しておきました)

ただ名護が櫻井武吉の父親か同一人物である可能性はありえる?

 

あと梶原大門は年代的に梶原隼人の父親かと。

つまりは梶原さんのおじいちゃん・・だと思われます。

こーゆう地味な妄想のできる人物を登場させるのはさすがです。

 

あとは純粋に名護の修行時代のストーリーなんかも面白かったですね。

拳(クブシ)と呼ばれる名護の3人目の師匠が作った筋トレメニュー

是非挑戦してみてください(^^;

 

~名護の修行時代の筋トレメニュー~

筋トレ=拳(クブシ)

手順1
ゆっくりと1回10秒くらいかけて腕立て50回

手順2
今度は15秒ほどで腕立て50回

手順3
拳立てでスロー⇒クイックで50回繰り返す

手順4
指立てでスロー⇒クイックで50回繰り返す

手順5
小指を減らしスロー⇒クイックで50回繰り返す

手順6
また指1本減らしスロー⇒クイックで50回繰り返す

手順7
腕がパンパンになったらスクワット2000回

手順8
腕の張りが緩和してきたらまた腕立てから始める

 

食事メニュー
食事=豚(ウワー)

豚がなくなったら黒島の闘牛を一撃で仕留めて食材にする

※牛より豚のほうが美味いらしいので注意

 

基本メニュー

「筋トレ⇒肉を食う」を繰り返して身体をデカく!

 

木多康昭は小説も面白い!

これは別巻読んでの一番の自分の感想なのですが・・

木多先生は小説も面白く書けますね!

 

遅筆なので小説で内容だけアップして欲しいみたいな
コメントがたまに来ますが、マジで有りなレベルだと思いました^^;

普通に稼業を小説で読んでも面白いんじゃないかと思いますね。

木多先生は過去にも小説は何かで書いたことあるんでしょうかね。

まぁ漫画家さんは小説も書ける人多いと思いますが・・

木多先生の小説の次回作も何かあれば期待したいですね。

追記

この小説は加筆改訂版があります。

今現在は木多先生のnoteで100円で購入可能です。






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