喧嘩稼業の柔道家
●金田保(かねだ たもつ)
モデルとなっているのは柔道から総合に転向した秋山成勲。当時、秋山は、桜庭戦でのヌルヌルローション事件で話題の人だったため、金田を柔道家の設定としたとのこと。
柔道オリンピックの100kg超級の金メダリスト。メダルを取るために日本代表候補の2人、村井虎四郎と川上竜に禁止薬物入りのドリンクを飲ませて失格にさせて繰り上げで代表入りして金メダルを獲得した。
※喧嘩商売コミックス14巻の巻頭エピソード
金田自信は中学のときの同級生である医師の後藤に違反反応のでない筋肉増強などの薬物を作ってもらい摂取している。
父親はヤクザで母親は新興宗教にハマり幼少期の金田を放置していた。最悪の家庭環境で育ったのも影響してか金田自信の性格はねじ曲がっており、自己顕示欲が非常に強く、プライドが高い。
柔道で金メダルを取ったあとは、総合格闘家へ転向して高いファイトマネーをもらって試合をしている。
喧嘩師工藤との試合が大晦日決まっていたが、工藤の怪我が大晦日に完治しないため、代わりとして十兵衛が金田と戦うこととなる。はじめは高校生相手にとナメていた金田だが、十兵衛の情報を収集していくうちに、十兵衛の精神的な強さを知り試合には万全に望むこととなる。
大晦日の試合では、中枢神経興奮剤で1分間のみ魔人となれる薬を使うも結果的には十兵衛の煉獄で破れた。試合後、医師である後藤に見限られて薬で殺害される。
●川原卓哉(かわはら たくや)
通称カワタク。入江文学の高校時代の2コ上の先輩でもあり、当時高校無差別級インターハイ王者だったが、柔道未経験だった文学に柔道で負ける。
関が無差別級に階級を変えると聞いて、当時選手として全盛期であったカワタク引退を決意した。自信家でナルシストだが顔はブサイク。
陰陽トーナメントでは文学のセコンドとして参加。脇のキャラの中ではかなり面白い人物。
●関修一郎(せき しゅういちろう)
四大会連続で金メダルを獲得しており、国民栄誉賞をも受賞している柔道家。
全日本柔道選手権大会決勝で金田と対戦したときは、わずか6秒で締め落とした。
※喧嘩商売22巻巻頭エピソード
陰陽トーナメントに参加している唯一の柔道家でもある。芝原や金隆山を倒す目標をたてた。一回戦の対戦相手は表では無名の佐川睦夫。セコンドは幼少の頃からの幼馴染で親友の村井虎四郎。
●村井虎四郎(むらい こしろう)
100kg超級で2大会連続優勝している柔道金メダリスト。関とは親友で幼馴染。
陰陽トーナメントには関のセコンドとして参加。
●村上竜(むらかみ りゅう)
高校2年生で柔道をはじめてわずか4年で柔道界のトップ選手に上り詰めた男。金田に禁止薬物を飲ませれた事件の後、柔道をやめてボクシングの道へ進む。弱小団体のヘビー級王者をスパーで倒す才能を見せつけるも、ボクシングのプロテストでは佐川徳夫の煉獄のテスト相手とされて何もできず一方的にボコボコにされる。
その後、ボクシングも辞めて佐川徳夫の内弟子として日拳の道へすすむ。陰陽トーナメントでは徳夫のセコンドを務める。
陰陽トーナメントでの柔道家
●トーナメント参加
関修一郎
●セコンドとして参加
・村井虎四郎(関のセコンド)
・川上竜(徳夫のセコンド)
・川原卓哉(入江のセコンド)
※金田保は死亡