雑記

RIZINの種類ランドマークとトリガーの違いは?

 

この記事では、RIZINの通常のナンバーシリーズと、2021年に追加された「TRIGGER(トリガー)」「landmark(ランドマーク)」の特徴や違いを解説してききます。

※以下、ランドマーク、トリガーと記載しています

 

RIZINナンバーシリーズ

特別な位置づけにない本来のRIZINです。

元々RIZINは旗揚げからナンバーは振られていませんでしたが、途中から海外へ向けても分かりやすいように、他団体同様にナンバリングをふっています。

PRIDE時代もナンバー大会があり、PRIDE16、PRIDE28のように通常の大会は開催されていきました。

それとは別に、PRIDEだと武士道という大会があり、武士道は軽量級(73kg、83kg)が中心というテーマの大会でした。

UFCでも通常のナンバー大会以外にも、ファイトナイトなど各地で小さい規模の大会も開かれています。

UFCレベルになると、ナンバー大会では必ず各階級の王者(もしくは暫定王者)の誰かしらがメインになります。

簡単にいうと、ピラミッド型のランク付けがされており、ナンバー大会がその頂点になるイメージですね。

ただし、RIZINの場合はまた少し意味合いが違うところもあるので、そのあたりも以下で解説していきます。

 

RIZINランドマークシリーズ

ランドマークシリーズは、PPV(ペイパービュー)を目的とした大会です。

収入源をゲート収入(チケット代)からPPVに切り替えたことで無観客試合でも興行が成り立つので、コロナ対策にもなります。

現時点ではまだ1大会しか開かれていないので、コロナ緩和後も無観客を貫くかは不明です。

 

簡単にPPVについて解説

PPVとは、買い切り型の大会のことです。

海外ボクシングだと、PPVが主流になっており、トップボクサーはPPVの売上げでファイトマネーが跳ね上がります。

メイウェザーやデラホーヤなどが有名ですね。

PPVについて詳しくはこちらの記事でまとめています
ボクシングのPPV売上げランキング
UFCのPPV売上ランキング

 

RIZINの話に戻すと、ランドマークの第一回大会では朝倉未来VS萩原恭平が組まれました。

このPPVの売り上げは公表こそしなかったものの、独占配信していたU-NEXTのサーバーが落ちるほどのアクセスが集中してしまい返金問題にまで発展しました。

U-NEXT史上でも最大のPPV数だったとし、噂では8万件ほどの売上げだったとしています。

 

さらにランドマークの狙いとして、コロナで入国できない外国人選手のため、海外大会を開催する可能性もあるとしています。

具体例として、RIZINの榊原氏は、「ムサエフやケラモフの試合をアゼルバイジャン大会としてランドマークでやってもいい」という話もしていました。

このように、ただ選手が金儲けするのためのPPVではなく、コロナ対策としての役割も担うのではないかと、RIZINランドマークは期待を集めている大会です。

RIZINはそもそもナンバー大会もPPVはやっていますが、RIZINランドマークはメインカードありきの興行にすることによって、よりPPVに特化した興行になっているということですね。

これは海外ボクシングもUFCも同じです。メインのメイウェザーやマクレガーの名前で集客するわけですね。

RIZINの場合、今は人気You Tuberである朝倉未来で客を集めれます。

今後は、海外の強豪も使って海外でのPPV拡大も視野に入れているはずです。

 

RIZINトリガーシリーズ

トリガーシリーズの特徴としては、リングからオクタゴンに変更されている点です。

RIZINといえば、PRIDE時代から続くリングでのMMAにこだわっているわけですが、トリガーでは世界水準であるオクタゴンに変更しています。

さらに、コンセプトとして、昔のプロレスの地方巡業みたいな役割もあるようです。

普段はなかなか開催できないような地方でも大会を開いていくようです。

小さな市民体育館とかでも開催するのかもしれません。

メリットとしては、普段は埼玉や横浜など大都市開催にはなかなか行けない地方のRIZINファンでも大会に行きやすいという点です。

デメリットとしては、当然ですが選手レベルが落ちることですね。

スター選手は基本的にはトリガーシリーズでは出ないかもしれません。

無名の若手など、これから売り出したい選手の活躍の場として機能していくようです。

スター発掘がしやすいというのは興行側としてはメリットですね。

 

なぜこうなったのか?

ランドマークやトリガーが生まれた経緯を簡単に考えていきます。

主な理由としては以下の2つの理由があると思います。


1.コロナ禍の影響

2.海外、UFCを意識している

コロナで大会規模の縮小(動員人数制限がある)しなければならないため、低コストでより多くの大会を開けるというのは興行側としてはメリットがあります。

さらに外国人が日本に呼べないので、人気の海外選手にスポット当てることにより低コストでの海外大会の成功も狙えます。

PPVを主流にすることで無観客試合でも収入が見込めるメリットがあります。

さらに、海外の規準もナンバーシリーズ以外に育成枠があったり、PPVやVODが主流になりつつあったりするので、RIZINもその流れに乗っているというところもあるのでしょう。

 

まとめ

・ナンバーシリーズ
通常の大会。主役が集まる大会。

・トリガーシリーズ
オクタゴン(金網)で行う大会。
地方巡業を行い、若手育成がメイン。

・ランドマークシリーズ
PPVのみで行う大会で無観客で行う。(今後も無観客なのかは不明)
メインカードで集客をするため、海外のPPV大会のような1カード特化の興行になる。

 

今後、コロナの影響が緩和されてくれば海外の選手も多く参戦できる状況に戻ります。

そうなると、日本人選手の出番は必然的に少なくなってしまいますが、トリガーやランドマークがあれば前座として日本人も多く使えます。

個人的には、修斗やパンクラスがあるわけだし、そこまで日本人のための椅子を作る必要がない気もします。

これが悪いとも言い切れませんが、仮にも国内メジャー団体を名乗るRIZINがローカルにまで手を出しすぎるのもどうかとは思います。

トリガーは2022年2月に2回目の大会を発表しました。

平本連の参戦が予定されていましたが、メインはクレベル小池VS佐々木憂流迦に決まりました。

今から楽しみですね。

 

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