ボクシング歴代PPV売上ランキングBEST15
PPV歴代売上上位はメイウェザーの独占
ボクシングの歴代PPVの売上を見ると、近年でメイウェザーが一気に独占し始めた感じですね。
メイウェザーも2007年のデラホーヤ戦をきっかけに爆発的な人気が出るようになりましたが、それ以前の試合では歴代記録になるような売上はありません。
マクレガーが「お前が俺と同じ年のとき(当時29歳)にお前はデラホーヤの前座だったが俺はメインだ!」とメイウェザーを挑発していましたが、実際にメイウェザーでも20代の頃はスター選手の前座だったという訳です。
メイウェザーが人気の理由
メイウェザーのPPV数が伸びるのは、単純に無敗というだけではありません。
特にキャリア後半は負ける姿が見たいというファン心理を煽ったり、PPVを売るために注目度を集める言動など多く取り入れてました。
私生活の豪快さなども自身のインスタなど度々アップしており、世間の注目度を集めることも非常にメイウェザーは上手いですね。
日本でいえば亀田家みたいな感じで、アメリカのボクシングに興味ない層(普段は見ない)もメイウェザーの試合は買って見ているということですね。
全盛期のタイソンの試合が売れるのは納得ですが、ゴロフキンであったりデラホーヤ、パッキャオ、カネロも結局はメイウェザーが絡まないとそこまで売上が伸びないというのが現実です。
ボクシングのPPV大会について
そもそもPPV大会自体、日本だとあまり馴染みがありませんので、アメリカだと毎回毎回やっている印象がありますが、実はボクシングのPPV大会は現状では年間数回ほどしか開催されません。
ある程度の売上が見込めて、なおかつ話題性のあるような試合でないとPPV大会にはならないということです。
メイウェザーが去った今、試合するだけでPPV大会になるような選手はサウル・カネロ・アルバレスくらいなものでしょうか。
次世代のスーパースター
カネロは2018年5月にドーピングの陽性反応があり、ゴロフキンとの試合が流れてしまいましたが、半年のライセンス停止処分後に再戦し、ゴロフキンに勝利しました。
2018年12月15日にはスーパーミドル級のタイトルの挑戦も決まっており、勝てば3階級制覇となります。
メイウェザーに変わってPPV市場を独占するのはカネロになるか
パウンドフォーパウンドランキング1位(2018年時点)のロマチェンコも階級を順当に上げていけばPPVの売上が見込める選手です。
現状ではアメリカの市場でボクシングでもUFCでも軽い階級で人気が出ることはありませんが、ウェルター級(70kg弱)くらいから一気に選手層、人気ともに爆発的に上がります。
UFCではコナー・マクレガーというスター選手が登場しましたが、マクレガーとメイウェザーのボクシングマッチは歴代2位の記録となりました。
マクレガーのUFC復帰戦となったヌルマゴメドフ戦(UFC229)もPPVの売上が200万件超えを達成したようで、UFC史上最高の売上数を達成しています。
200万件超えというのは、歴代のボクシングのPPVでも現在5位にランクインする記録です。
MMAの市場もどんどん伸びて来ており、トップ選手の人気がボクシングと変わらないくらいになってきていますね。
今後メイウェザーを超えるほどの人気選手がボクシング界に登場することを期待したいですね。