プロフィール
生年月日:1987年12月18日
身長:165cm
階級:フライ級
バックボーン:柔術
国籍:ブラジル
選手メモ
13歳のころからカポエイラを習い始める。
16歳になると元UFCファイターのユーリ・アルカンタラの元でMMAを始める。
2012年、24歳にMMAデビューをして以後連戦連勝をする。
UFCデビュー戦は2017年6月3日UFC212でマルコ・ベルトランを相手にしっかりと強さを見せて2RTKO勝利。
その後もUFCで実績を積み2020年2月29日に開催されたUFC Fight Nightでジョセフ・ベナビデスとフライ級タイトルマッチを行う。
試合には勝利するも、試合前の体重超過があったため、タイトル獲得となはらなかった。
フライ級はリミット56.7kgであるが、フィゲイレードの通常体重は75kg近くあるようで毎回減量苦があるという。
次戦ダイレクトでベナビデスと再戦し、ここではしっかり体重調整してフライ級王者に輝いた。
MMA戦績は22戦20勝 (9KO,8一本) 1敗1分。
KOフィニッシュ率は驚異の85%を誇っている。
DJ、セフードに続くフライ級の新王者
UFCフライ級は長きに渡り絶対王者のデメトリアス・ジョンソン(DJ)が支配していた階級だったが、ヘンリー・セフードに僅差の判定で敗れるとあっさりUFCを離脱した。
DJからタイトルを奪ったセフードも階級をバンタム級へ上げたため、フライ級が空位となった。
その空いた席に座ったのがフィゲイレードだが、すべてにおいてレベルの高い選手である。
フライ級はDJ以外あまり強い選手がいないという印象があるが、近年はそんなこともなくDJなき今はレベル当時より上がっている。
フィゲイレードは新生というイメージがあるが、年齢的にはDJと1つしか変わらない。
ただ減量苦が毎回あるようなので、長くこの階級で王者でい続けるのは厳しいかもしれない。
2020年末には前代未聞のナンバーシリーズ連投でのタイトルマッチも行った。
最新のUFC256ブランドン・モレノ戦は判定1-0でドローとなった。
不人気階級であるフライ級を盛り上げる救世主になりうる存在ではあるが、政権が長く続くかにも注目である。
堀口恭司や朝倉海でも勝てるのか?
堀口も朝倉海もUFCの参戦はあると発言しているが、戻った場合フライ級ではなくバンタム級でやりたいと話している。
ただし、堀口はインタビューで「基本はバンタム級でやりたいが、タイトルマッチならフライ級でも良い」と発言しているので、いきなりのタイトルマッチならあり得るかもしれない。
RIZIN王者に返り咲き、続いてベラトール王者であるアーチュレッタにも勝利して、RIZINとBeratorの二冠王者に返り咲けば、必然的に後はUFCだけという流れにはなる。
そうなると、フィゲイレードの対戦相手としては他団体の二冠王者となれば申し分ない相手にもなる。
堀口は過去にUFCでのタイトルマッチの経験もあるのでなおさらだろう。
他団体王者に厳しいマッチメイクをぶつけるで有名なUFC、というかダナ・ホワイトのやり口からいっても非常に実現味がありそうな対戦カードでもある。
朝倉海の場合は、堀口に負けてしまったので2021年はRIZINで何試合か強さを見せて、堀口を追う形でUFCへ行くという流れが自然か。
だだ、朝倉海の場合だと、実績的にいきなりUFCタイトルマッチというのは難しいのと、何よりも本人の希望がバンタム級なのでVSフィゲイレードは実現味があまりなさそうか。
まとめ
UFC的には不人気階級で数年前までは撤廃の噂もあったフライ級だが、日本人しては初のUFC王者が出る可能性が最も高い階級なので注目したい階級でもある。
歴代王者を見てもP4Pランキングに食い込んでくるような化物が王者になるような階級なので今後も盛り上がってほしい。