デメトリアス・ジョンソン
プロフィール
生年月日:1986年8月13日
国籍:アメリカ合衆国
身長:160cm
階級:フライ級(56.7kg)
ニックネーム:「DJ」「マイティ・マウス」
選手メモ
デメトリアス・ジョンソンはアメリカの総合格闘家。
現在はUFCフライ級の絶対王者として君臨している。
日本のトップ選手だった山本KIDや、堀口恭司とも対戦して勝利している。
プライベートではゲームを趣味としており、Twitchでよくゲーム配信をしている。
試合前にはゲーム禁止で試合に集中する。
フライ級での絶対的な強さ
2017年10月8日に開催されたUFC216のフライ級タイトルマッチにてレイ・ボーグと対戦し鮮やかに一本勝ちを収めた。
これによって防衛記録は11に伸ばし、アンデウソン・シウバの持つUFCの歴代防衛記録に並んだ。
このレイ・ボーグとの試合では、ジャーマンからの流れで腕を取るという漫画のような技で勝利を収めた。
レイ・ボーグはまったくDJの相手にならなかったがレイ・ボーグが弱いわけではなくそれほどDJが圧倒的にフライ級では強いということです。
レイ・ボーグもフライ級トップランカーなので他にまともに勝負できる選手がいない状態です。
ダナ・ホワイトとの確執
デメトリアス・ジョンソンは自身の実力が戦績以上に評価されていないことや、UFCでの扱いに不満があるようです。
UFC代表のダナ・ホワイトにも文句を言っています。
DJの意見としては
「なぜUFCの歴史上もっとも偉大な王者になる可能性のある自分をUFCはもっと押さないんだ?」
という感じ。
対してダナ・ホワイトの意見は
「DJのことはテレビでも特集を組んだし、過去に何度も推そうとは試みたよ。でもフライ級という階級自体に人気がないのが事実だ。」
という感じ。
デメトリアス・ジョンソンの意見としては、もっと自分が評価されるべきだし、PPV収入もよこせみたいなことなんですが、
ダナ・ホワイトの言うようにフライ級はUFCでもっとも人気のない階級です。
どんなに強い王者であろうと、体重が軽い人間の対戦にはあまり興味を示さないのがアメリカの風潮なのかもしれないですね。
最近はボクシングでも軽量級化の波が強く、ヘビー級よりもミドル級やウェルター級くらいが人気が強いですが、それでもやはりフライ級やフェザー級のような軽い階級はあまり人気が出ません。
メイウェザー、パッキャオ、デラホーヤくらいの階級(70キロ前後)くらいはないと見る側も熱くなれないのかもしれないですね。
UFCではデメトリアス・ジョンソン以外に一度も負けることのなかった日本人「堀口恭司」もUFCでなかなか試合が組まれないという理由から日本に戻って来ましたね。
堀口恭司は日本に戻る前のUFCランキング3位だったので、リリースされるような順位ではありません。
単純にフライ級という階級が人気がないため、トップランカーであろうとなかなか試合が組んでもらえないのが原因です。
こればっかりは仕方ない問題ではありますが、DJには階級を上げたほうが良いという声も多いです。
ですが、DJは「そんな意見は聞き飽きた。階級を上げろなんて意見はもううんざりだよ。」
と階級を上げるという気持ちはサラサラないという意思を示している。
DJの考えとしては
「ウサイン・ボルトが100mで圧倒的な強さで世界王者になって、400mにも出ろとは言わないだろ。それと同じだよ。俺は階級を上げることよりも防衛回数にこだわりたい。」
という感じのようだ。
しかし格闘技の世界では何階級制覇という言葉もある通り、より重い選手と戦うことのほうが評価されることが多い。
特にDJは現在もっとも軽い階級の王者なので、1階級でも上げてもっと強い相手と戦うべきだと指摘があるのはまぁ妥当な意見とも思える。
ただDJのいうように『同じ階級で圧倒的なパフォーマンスをし続けてこそプロ』という考えも間違ってはいないと思う。
引退時期も示唆している
デメトリアス・ジョンソンはすでに引退時期についてもインタビューで語っています。
防衛回数18回が目標値のようで、現在は年間2~3試合を行うようなのでこのペースだと36歳くらいには引退できるペースだとか。(現在31歳)
あと5年くらい勝ち続けて引退って感じに考えているようですが、現在のフライ級の人気だとあと5年を待たずに階級が廃止されてしまうかもしれませんね。
そうなればDJがRAIZINに来ることもあり得るかもしれません。
日本は逆に軽量級のほうが人気が上がって来ている傾向がるので、名須川天心VSデメトリアス・ジョンソンなんて夢がありますね笑