2020年の大晦日に行われた井岡VS田中のWBOスーパーフライ級タイトルマッチ。
試合内容は素晴らしかったわけですが、試合後にはタトゥー問題で世間を騒がせました。
ここではタトゥー問題についてのも問題をまとめています。
主な問題
JBCのルールについて
JBCでタトゥーが禁止されている点について問題視されている。
・ルール上で禁止なんだからしてはダメだ
・ルールが古すぎる
・ルールを改善するべき
・そもそもルール上で禁止されているのにリングに隠せばリングに上がれるのはどうなのか?
など、JBCのルールについても問題点として上げられる。
ルールの改善を求める声も上がる一方で、JBCの対応についても言及する声が上がっている。
今後の改善点として、タトゥーを隠せばリングに上がれるのか、そもそもタトゥーがOKのルールに改善されるのかなどが注目点となりそうだ。
日本のタトゥー文化
日本には元来タトゥーに対する偏見がある。
元々は犯罪者に対して入れていたり、反社会組織の象徴でもあり「刺青=反社」というイメージが強い。
ゆえに公共の施設ではタトゥー禁止であるのは一般的でスーパー銭湯でも禁止なところが多い。
近年では、日本人でもファッションでタトゥーを入れる人が増えてきているため、昔ほど「タトゥー=悪い」という単純なものでもなくなってきている。
とはいえ、日本文化の中ではあまり良い意味合いのないタトゥーなので、日本人が入れることに対する偏見は中々なくならないだろうという問題もある。
日本の格闘技におけるタトゥー問題
今回の井岡一翔の問題以外にも、格闘技では山本KIDが魔娑斗と2016年に対戦した際にはKIDはタトゥーを隠すために上着を着用しての試合となっている。
KIDに関しては、一回目に魔娑斗と対戦した2004年の時点ですでにタトゥーはしており、当時は普通に地上波放送されていたためタトゥーだけの問題でもないのかもしれない。
KIDの試合は日本で2010年頃までは普通に放送されていた。
その他日本人選手でも須藤元気も背中に大きなタトゥーが入っているし、他の選手でも入ってる選手はいくらでもいた。
2016年の時点では禁止になっているので、最近の風潮というの1つ考えられるが・・
あとは単純にKIDのタトゥーが増えすぎて、誰の目からも明らかにそれっぽい感じに見えてしまうのも問題だったのかもしれない。
K1でも、日本人選手は禁止だが、外国人選手はOKという暗黙のルールがある。
芦澤や皇治は日本人だからダメ、木村ミノルは外国人だからOKという対処が実際に取られている。
これはタトゥー問題だけで見れば木村が得をしているようにも思えるが、これはこれで人種差別問題にもなりそうだが..。(「木村は日本人ではない」という)
今のところ、当の木村本人がそこは話題に上げていないので気にしていないのかもしれない。
まとめ
日本の格闘技とタトゥーの問題は今後も続きそうですね。
RIZINでも金太郎や平本蓮といったタトゥー勢が地上波枠に出れない問題も出てきそうです。
総合やキックだと、ラッシュガードを着用すればとりあえずOKという感じもあります。
ボクシングだと、今回の井岡一翔のようにパウダーファンデーションみたいなので隠すんだと思いますが、今回の問題は試合前はOKだったのが結果的に試合中に剥がれて見えてしまった点でもあるので、タトゥー隠しで肌に塗るクリームも公式なものができてくるかもしれませんね。
オリンピック後はタトゥー解禁説もありますが、まあ今のネットの反応とか見てる限りだと厳しいでしょう。
なかなか根付いた文化が根底からひっくり返るというのは難しいですね。