RIZINは大晦日の対戦カードとしてミルコ・クロコップVS高阪剛のカードを発表した。
ミルコは2018年の大晦日で引退することを決めたらしく、2018年の引退試合まで残り1年間、RIZINは独占契約をしたようだ。
つまりミルコの残り試合はこの高阪剛戦を含めてあと2~3試合だということ
ミルコはロシアやアメリカなどの他団体からのオファーもあったようですが、それを断ってのRIZINとの独占契約だと榊原代表は言います。
ミルコのコメントとして
「自分の残り少ない格闘人生として、今年の大晦日は日本の最強の侍を用意して欲しい」
とのこと。
残り数試合で引退することを決めているようですが、その試合をセレモニーのような試合にしたいのではなく、ガチの勝負がしたいようです。
だからこそ、日本最強の選手を用意してくれとのことのようですが、、、
まぁ言ってしまえば日本人のヘビー級選手でミルコとまともにやりあえる選手はいません。
ミルコはそれを狙って言っている感が否めませんが、、、、それでもあえてヘビー級日本人最強を上げるなら高阪剛になるのでしょうか。
高阪剛という男
高阪剛、現在47歳。
2006年のマークハント戦を最後に現役を引退して解説者や指導者として活躍していたが、RIZINの旗揚げの2015年大晦日に電撃復帰を果たした。
2015年はジェームス・トンプソン、2016年にはバルトと対戦している。
以降は毎年大晦日になるたびに年に一度のペースで試合をしていることになる。
2016年はトーナメントの初戦でバルトと対戦したので勝ち上がっていればミルコと試合することになっていた。
復帰3年目となる今年は復帰後一番の大物となるミルコが相手となる。
高阪からすれば勝てば美味しい相手であることは間違いない。
確かに過去には彼が日本最強と呼ばれていた時期もあった。
「世界のTK」の異名を持ち、MMAの創設当初から活躍している桜庭和志と並ぶ日本人レジェンドファイターの一人。
過去にはヒョードルに勝利し、ノゲイラと引き分けた実績もある。
ただヒョードルと高阪が戦ったのはすでに17年も前の話
それだけ日本のヘビー級に人材がいないのか、それともRIZINが新しい人材を呼べないだけなのか、はたまた高阪剛が本当に最強なのか・・・
見る側の意見としてはツッコミを入れたい箇所はところどころある対戦カードではありますが、決まった以上は高阪選手には熱い記憶に残る戦いをして欲しいですね。
ミルコもコメントで
「自分は過去10年間で一番状態が良い。高阪はベストの状態でこないとファンを失望させることになるだろう。」
と言っています。
去年の無差別級GPを制覇したときのミルコはかなり強かったですし、全盛期を感じさせるものはありました。
本人曰く、去年の状態よりもさらに良い状態なわけですから、、、ミルコが優勝した同じトーナメントでバルト相手に完封負けした高阪に勝ち目があるとは思えませんが、高阪は秘策があると語っています。
PRIDE時代に武士道でヒョードルと戦うときも「ヒョードルには穴がある」と言っていましたが、結局は何もできずに完敗しているので、試合前の発言はあまり期待できません。。。
この試合が2017年の大晦日のベストバウトだったといわれるような試合になることを願います。