プロレスとアマレスの違いをご存知でしょうか?
同じレスリングなのにプロレスとアマレスで大分競技性が違いますよね。
ここではプロレスとアマレスの違いについて解説しています。
プロレスの「プロ」の意味
プロレスの『プロ』の意味には諸説あります。
1つは「プロフェッショナル」の略という説と、もうひとつは「プロモーション」の略という説。
プロフェッショナルが正しいという意見が圧倒的に多いようですが、実際に正式に名付けた人物がいて意味合いまであるのかは不明です。
プロフェッショナルという意味のプロと、プロモーション(興行)という2つの意味があるとされます。
後付でアマレスという言い方をされるようになったという話もあるが、、どうあれプロとアマがあるという感じのニュアンスで現在は通っています。
アマレスリング
オリンピック競技でもあるアマレスですが、プロレスとはだいぶかけ離れているように見えますね。
ルール上の違いとしては、プロレスは3カウント、ギブアップ、リングアウトなどで勝敗が決まります。
さらにプロレスは打撃や関節技も有りなルールが多く、他にも特殊なルールが持ち込まれることも多々あります。
対してアマレスは有効な技によるポイント、フォール(3カウントなしで肩がついた時点で成立)で勝敗が決まる。
打撃、関節技は禁止です。
※関節技に関しては基本禁止ですが、一部の技で関節が極っている技もあります
パッと見ると全然違う競技に見えるのですが、ルール的な部分だけを見ると、プロレスはアマレスをより過激化したルールによって構成されているのが分かります。
それに加えて、有刺鉄線やら蛍光灯などの危険なルール追加であったり、やたらとショーじみたシナリオだったりもあるために、プロレスファン以外からするとどーしても胡散臭く感じてしまうのがプロレスでもありますね。
ルールを改めて見てみると、シナリオなしで本気でプロレスルールでアマレスラーがガチ試合したら結構面白いとは思いますけど、あくまでもプロレスラーはプロレスはガチンコ勝負だと言い張りますから、そのへんのことに触れるのはNGなのですw
プロレスをより実戦的なものに進化したのが現在のMMA(総合格闘技)でもあります。
初代タイガーマスクこと佐山聡がシューティング(現在の修斗)を立ち上げたことから総合格闘技が本格化されています。
アマレス経験のないプロレスラーたち
プロレスというのは上記の通りで基本的にアマレスの技がベースになっている。
なので必然的にアマレス経験のあるレスラーほどプロレス適正は高いとされていた。
だが、プロレス界の3大スターであるところの「力道山」「馬場」「猪木」の3人はアマレス経験がないレスラーとしても有名だ。
なぜアマレス経験のないレスラーがプロレスの世界で成功することができたのか?
その答えは単純で、プロレスとアマレスでは競技性がまったく違うからだ。
矛盾しているよでもあるが、当初はアマレスベースの選手ほど強いとされてきたが、プロレスの長い歴史の中でアマレス経験があるほどプロレスラーとして成功するものでもないということだ。
★レスラーになる前にこの3人のやっていたこと
力道山は大相撲の世界で関脇まで出世した力士だった。
猪木はブラジルで砲丸投げの選手を目指していた。
馬場は元プロ野球選手だ。
その後のスター選手に関してもアマレス経験のない選手は多い。
ハルク・ホーガンは元々バンドマンだったし、スタン・ハンセンも元教員だった。