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ケビン・ランデルマンが亡くなった理由はステロイド?!

ケビン・ランデルマン

プロフィール
生年月日:1971年8月10日
逝去:2016年2月11日(満44歳)
国籍:アメリカ合衆国
身長:178cm
階級:ミドル級、ライトヘビー級、ヘビー級
ニックネーム:「リアルドンキーコング」

 

 

選手メモ

ケビン・ランデルマンは日本やUFCで活躍したアメリカの元総合格闘家。

UFCの初期にはヘビー級の王者にもなっている。

PRIDE時代はミルコ・クロコップをKOしたり、ヒョードルに垂直落下式のスープレックスを食らわせて沸かせた。

 

破天荒なキャラクターでメディアが彼に近づくと暴走する狂暴な一面もある。

筋肉ムキムキの体つきや、その見た目からも「リアルドンキーコング」と呼ばれた。

 

マーク・コールマンとは師弟関係で、コールマンの愛弟子としても有名で、PRIDEでもランデルマンのセコンドにコールマンがよくついていた。

引退後は何をしていたのかはあまり日本で報道がなかったが、2016年2月に心不全で44歳の若さで亡くなった。

 

ミルコやヒョードルを追い込んだ

PRIDE時代はトップファイターというわけではなかったが、2004年に開催されたヘビー級トーナメントを盛り上げた選手はランデルマンだろう。

今では伝説となっているグランプリ一回戦のミルコVSランデルマン。

今映像で見返してもこれほど豪快なKOシーンはこの10数年間で数えるくらいしか見たことがない。

あまり印象には残ってないが、2004年の大晦日にはミルコと再戦しており、その試合はミルコがあっさりとギロチンで勝利した。

 

★ヒョードルをぶん投げる

MMAの試合ではあまり見ることのないスープレックスだが、ランデルマンは当時の世界最強ヒョードルを相手にやってみせた。

この試合は2004年のヘビー級トーナメント2回戦の試合で、一回戦でミルコをKOにして勢いに乗るランデルマンと、一回戦でランデルマンの師匠コールマンから一本勝ちを収めたヒョードルの因縁対決となった。

 

序盤はランデルマンがスピードでヒョードルを翻弄し、ヒョードルのバックを奪うと、そのままぶん投げた。

が、上手く受け身を取られてその後はグラウンド状態で一方的にヒョードルに試合を進められて最後はあっさりと腕を取られて師匠コールマンと同様に一本負けをした。

不自然な肉体と逝去

ランデルマンといえば、不自然なほどムキムキの筋肉が印象的です。

当時は子供だった自分も将来はあんな肉体になりたいと憧れたものです。

 

ですが、ランデルマンにはドーピングをやっていた疑惑があります。

当時のPRIDEは現在のUFCほどドーピング検査が厳しかったわけではなさそうでしたが、ランデルマンはドーピング検査から逃亡したり、偽の尿(動物の)を提出したりしたという話もあります。

 

ドーピング検査に引っかかったわけではありませんが、検査を拒否したので怪しいというか、黒だと思われて仕方ないですね。

一部ではアナボリックステロイドの使用があったのでは?と噂されています。

 

アナボリックステロイドとは

簡単にいうと筋肉増強剤みたいなもので、服用するとひと目で違いが分かるくらいに筋肉がつきます。

ただし副作用があり、身体に異変が起きるともいわれています。

 

具体的にどのような副作用が起きるのかは個人差はありますが、ランデルマンが若くして心不全で急に亡くなるのはやはり不自然です。

 

アナボリックステロイドの副作用で免疫が低下していたのが原因では?と一部では噂されています。

 

真相は謎ですが、心不全で亡くなっているという報道なのであの肉体やドーピング検査逃亡の事実などもありますし、ステロイドを使ってたと思える節はありますね。

 

ちなみにアナボリックステロイドは日本での使用は今のところ違法ではありませんが、アメリカのアスリートが使うと違法になることもあるようで、実際に禁固刑になった選手もいたようです。

 

一昔前はボディビルダーで普通に服用している選手もいました。

ボディビルの山本義徳氏はアナボリックステロイドの使用を認めており、特集でも使用しているシーンが放送されたこともあった。

基本的には危険性が高いので使用は進められませんが、肉体への探究心が強い人も多いので、一定数の需要は今後もあるでしょうね。

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