11月5日に開催されたUFC217で見事ビスピンから勝利してミドル級のタイトルを手にいれたGSPだったが、ベルトを返上することを公式に発表した。
サン・ピエールは先日約4年ぶりのUFC復帰戦で、階級も今までのウェルター級から1つ上げての挑戦だったこともあり、ファンからはいきなりブランクや階級を挙げてのいきなりのタイトルマッチあることへの不満の声も多かった。
だが結果的にはGSPの完勝で、ブランクや全盛期から見劣りする部分は多少はあったものの
まだまだ健在の強さを見せつけてみごとミドル級の王者となり2階級制覇を果たした。
ミドル級の王者にはサン・ピエールに変わりロバート・ウィテカーが正規王者となったようです。
ウェテカーはすでにロックホールドとのタイトルマッチも決まっています。
ここ最近のUFCミドル級は混戦状態で抜けた選手がいない状況となっており、少し低迷気味です
サン・ピエールの参戦で王者になったことにより、ミドル級も盛り上がってくるかと思いましたが、、、やはりGSPはこれ以上はミドル級では試合をしない方向性のようですね。。。
以下、GSPの公式コメントとなります
ビスピン戦は私のキャリアの中でも最高の夜になったけど、健康を取り戻すためには時間が必要だ。他の選手や競技へのリスペクトもあるし、これ以上この階級を停滞させるわけにはいかない。ベルトは手放すことにした。今後のキャリについてはUFCと話合って決めたい。
※UFC公式サイトより一部抜粋
GSPはこのまま引退してしまうのか・・
明言こそはしなかったものの、現在36歳で4年ぶりの試合でした。
これまでも健康面での不安などを口にしており、それによる長期休養などもあったわけですが、今回も健康面について一部触れる発言もあるのが気になるところですね。
王者として長く注目されるプレッシャーなどもあったと思いますし、
年齢的にも今後やれたとしても今までのような激しい試合をこれから何十試合もできるかというと難しいところだとは思います。
ただ、格闘家の引退というのは何よりも当てにならないもので、引退を明言していたフロイド・メイウェザー・ジュニアもマクレガー戦で復帰し、
そのマクレガー戦で「本当の本当に最後だ」と明言してからまだ4ヶ月くらいしか絶っていませんが、すでに次の対戦相手を見つけているという報道がありますw
日本で有名な選手でもヒョードルやミルコなど何度も引退声明、一時引退、撤回のような流れを取っています。
見ている側からすると「ハッキリしてくれ!」と思ってしまいますが、
格闘家というのは1試合に向けて最大限の力で精神面も含めて調整していくため、
敗けた試合後などはとくに精神的な疲労感が大きいため気弱な発言に繋がりやすいところもあります。
GSPに関しては引退までは明言していないわけですし、
まだまだトップ選手相手にも良い試合ができると思うのでUFC側も数試合は出場してもらって様子見したいところだとは思います。
またウェルター級に戻って来ても欲しいですね。