プロフィール
生年月日:1993年2月11日
身長:170cm
リーチ:170cm
階級:バンタム級
バックボーン:ボクシング
国籍:ロシア
異名:ノー・マーシー(無慈悲)
選手メモ
13歳のころに兄の影響でボクシングを始める。
20歳のころに総合格闘技も本格的に始めた。
2015年にロシアの総合格闘技団体ACB参戦する。
ACBで順調にキャリアを積み重ね、バンタム級のタイトルを獲得した。
2018年からUFCに参戦しデビュー戦では日本の石原夜叉坊と対戦し圧勝している。
その後も順調に勝ち星を重ねていき、2020年7月11日UFC251のバンタム級タイトルマッチで元フェザー級の絶対王者ジョゼ・アルドを5RでKoにしてUFCバンタム級のタイトルを獲得する。
MMA戦績は、MMA戦績は16戦15勝 (7KO,1一本) 1敗。
UFC史上2人目となるロシア人王者
ロシア人といえば、エメリヤーエンコ・ヒョードルをはじめ、圧倒的な強さ、タフネスな選手が多いイメージがあるが、UFC王者になった選手はヌルマゴメドフに次いでピョートル・ヤンが2人目。
ロシア勢は重量級の選手も多いが、思いの外軽量級~中量級のほうが活躍している選手が多い。
とはいえ、ブラジルやアメリカに比較すると参戦している総数が圧倒的に少ないので、一概に国籍で強さを判断できるものではないところもある。
朝倉海や堀口恭司と試合するのか
これまであまり知名度がなかったピョートルだが、バンタム級の王者になって一気にその名前が世界に知れ渡った。
バンタム級は日本人の層も厚い階級でもあるので、UFCのこの階級の勢力図にも注目したい。
とくに、RIZINの選手だと、朝倉海と堀口恭司は将来的にもUFCに行く可能性も高い選手なので王者クラスとの対戦にも期待したい。
現状だと、王者であるピョートルと日本で負けた朝倉の試合は現実的ではないが、将来的には対戦する可能性は0ではないだろう。
実力差はどれくらいあるのか・・
気になるところだが、ボクシングベースで打撃が強いファイターなので特に朝倉とは相性も合いそうだが、打撃以外の部分も相当にできる選手なので、仮に対戦することになればかなり厳しいマッチメイクになるであろう。
UFCのバンタム級は日本人にとっては将来的に初の日本人UFC王者が出る可能性のある階級だけに今後も注目したい階級である。