先日開催されたRIZIN34のセミファイナルとして組まれたムエタイ元王者の梅野と皇治の再戦での判定で炎上案件があったので経緯など簡単にまとめていきます。
RIZIN34 セミファイナル梅野源治VS皇治
このカードは昨年に皇治が呼びかけて開催されたRIZINキックのワンデートーナメント1回戦の再戦となっている。
この試合は開始直後に皇治のバッティングにより梅野が試合続行不可能となり無効試合となった。
そのトーナメントは1回戦バッティングで皇治が勝ち進み、決勝の白鳥戦でもバッティングを繰り返して問題となった。
今回の再戦は皇治のバッティングがどうなるのかが1つのポイントであったが、結果的には大きなバッティングは起きず、僅差の試合内容で判定2-0で皇治が勝利した。
試合後に梅野源治がブチキレ20分以上のロングインタビュー
簡単に梅野の意見をまとめると・・
・どう考えても自分の勝ちだった
・誤審があると競技全体の質が落ちてしまうので何とかして欲しい
・皇治に対して怒ってるわけではなく判定に対しての怒りである
講義したところでメリットがあるわけでもなし、例えば日常で何かトラブルがあった際に、民事裁判を起こしても弁護士費用の方が高くついたりで、訴えた方の負けみたいな感じになってしまうのと似ているので、今回の件で公式に講義することはないとは思うけど・・云々。
と、RIZINの判定に文句を20分以上公式の試合後インタビューで熱弁している。
梅野源治の判定批判についての著名人の見解
魔裟斗氏の意見
(You Tube魔娑斗チャンネルより引用)
確かにムエタイの判定基準なら梅野の圧勝だった。ムエタイはミドルとか膝蹴りとかポイント取るからね。
仮にパンチでダウン取れてたとしても蹴りでポイント戻されちゃうからね。(ムエタイだと)
でも、今の世界のキックボクシングのスタンダートというは3分3RのK-1ルールなんだよね。
だから梅野が取ったって主張しているポイントはムエタイだったら取れてるけど、一般的なキックルールだと皇治の勝ちなわけよ。
俺も普通に見てて皇治が勝ったなって思ったよ。
小比類巻氏の意見
(You Tube KOHI CHANNEL より引用)
皇治選手には前に出るアグレッシブさがあった。最後のパンチは梅野選手はダウン取られてもおかしくない。ボクシングなら確実にダウン取られてる。
梅野選手の肩を持ってあげたい気持ちもあるけど、今回は最後のダウンに近いスリップも含めて素直に皇治選手だったと思います。
シバター氏の意見
(You Tube PROWRESTLING SHIBATAR ZZより引用)
普通に皇治の勝ちだったね。ダウン取られなかったけど、あれはダウンだったね。
梅野選手はバッティング気にしすぎて自分の距離で戦えてなかったね。
頻繁にクリンチしたときに梅野がひつこくバッティングアピールしてるのも気持ちで負けてるよね。
榊原代表の見解
(You Tube RIZIN公式より引用)
僕、常々思うんですけど、今日もスプリットデシジョン多かったと思いますが、ジャッジに文句あるなら3分3Rの中で決着つけろって言いたい。
酷な話だとは思うけど、これまでもジャッジに対しての不満はどんな競技にもあったこと。
ジャッジの判定に文句を言っても仕方がない。クレームがあるのであればレフリー、ジャッジ陣に申し出てみてください。
まとめ
今回の件に関しては、梅野選手がRIZINキックルールの判定基準をしっかりと理解できてなかったのが問題という感じでしょうかね。
現役選手、元キックボクサーの見解も大半が皇治の勝利で問題ないという意見ですし、そもそも試合後に公式な場で判定に文句垂れるのはどうなのか?という一般的なスポーツマンシップ論としてもどうかという問題もあります。
ムエタイとキックボクシングは細かいルールも違いますが、判定基準にも結構な違いがあるようです。
そうだとしてもYou Tubeに残ってしまう試合後のインタビューでのあの態度はネット民への良いネタ提供になってしまった感は否めませんね..。
個人的には梅野選手、今までいないタイプのなかなかおもしろいキャラクターだと思うので、今後もRIZINで逆ギレキャラ的な立ち位置で頑張って欲しいですね。