2018年3月16日にトライハードジムの代表代理であるヒロヤが会見を開いた。
HIROYAや弟の大雅らが所属するトライハードジムの選手が契約違反があったとしてk-1に出場することができなくなった件で、K-1の代表である宮田氏は「一方的な契約違反があった」などとしていたが、真相についてヒロヤが語った。
k-1の契約内容がひどすぎる件
今回の件で明らかになったk-1の契約内容で主にHIROYAと弁護士が指摘している点は3点です。
1「1年間の試合縛りについて」
選手は試合をするごとに1年間の契約を結ばさるらしく、その契約は最初にかわされるものではなく試合をするたびに更新をされるものだという。
つまりk-1との契約を無効にするためにはk-1で試合をしてから最低でも1年間はどこでも試合をせずに待たないとならない。
これは一見簡単のようだが、若いキックボクサーにとっては1年間は選手寿命を考えても長いですし、生活にも関わってきます。
1つ目にこの試合ごとに1年間の契約をする契約方法に問題があると指摘しています。
2「もし契約違反をしたら多額の違反罰、何倍もの役罰が科せられる」
仮に契約違反をした場合、k-1側は一方的に弁護士を使って訴えてきて選手自体に多額の損害賠償請求をするようです。
この件に関してもHIROYAの弁護士は指摘しています。
3「試合の安全管理ができていない」
k-1は試合で何が起きても自己責任であるとしており、怪我をしても救急車などがすぐに手配できないような状況になっているという。
実際にそうゆう現場を目撃していたHIROYAは「自分や自分のチームメイトが仮にこの状況になったら怖いな」と感じたそうです。
他にも様々な契約の問題点があるという
その他にも選手自体に試合の拒否権がなかったり、逆に1年間の契約下のうちは試合がまったくない状況になる可能性もあるということです。
選手の安全面であったり、お金の面であったり、何ひとつして選手のことを考えていない運営だということみたいです。
そもそもHIROYAがした契約違反って何なの?
ここで気になるのが、そもそもHIROYAがした契約違反って何なのかってことなんですけど、、、
2017年の大晦日にRAIZINで那須川天心の対戦相手が未定になっており募集していたため、大雅が名乗りを上げたようです。
RAIZINからは「k-1さんの契約で問題ないようなら断る理由はないです」と言われたようですが、
その件を宮田氏にHIROYAが伝えると「ダメです」と言われたとのことです。
『なぜダメなのか?』という理由についてはHIROYAは特に聞くこともなく
その時点ではすんなりと「分かりました」で終わったみたいですね。
その後年が変わりk-1で開催されるビッグイベントにて大雅VS武尊の試合が発表されました。
その後にしばらくしてから突然トライハードジムに契約違反があったとして
大雅らトライハードジム所属の選手はk-1から事実上追放という形になってしまった流れです。
宮田氏の説明によると、年末の契約違反があり、その後トライハードジム側から
「今後他団体の選手と試合ができないようならk-1では試合をしない」など言われたとありますが、、、HIROYA氏は宮田氏から接触はないと意見が食い違っている部分もあります。
どうあれ、契約違反をしたとしてトライハードジムの選手は実質k-1と絶縁という結果になりました。
HIROYAは過去には中国の団体で試合を無許可でやったことなどもあったらしく、今回のRAIZINの件も問題ないと思っていたみたいですが、、今回の天心VS大雅は宮田氏的にはNGだったようです。
まとめ
キック最強のk-1が、他団体の選手にキックボクシングで完敗してしまうとマズイと思っているのか、理由は分かりませんが断る理由が分かりませんね。
今回の会見では武尊と天心のこともHIROYAは触れており「武尊は同い年でよく知っている間ですが、武尊が戦いたくないと言っているとは考えられない」と話していました。
どうあれ武尊がk-1から離れない限りは天心との試合は実現しないでしょうね。
いずれにしても今の運営を続けるようではk-1の崩壊は近いようにも思えます。
武尊の離脱が先か、k-1の崩壊が先かって感じにはなってきていますが・・
どうあれ格闘技界全体が盛り上げるような興行をやって欲しい限りです。
追記
この記事を執筆したのが2018年3月でした。
以降のHIROYAの活躍としては、選手としての活躍は残念ながら大したものではありません。
というか本人も半分引退しているようなものだと言ってます。
今はジムの経営者として選手のバックアップをしたり、弟の大雅のフォローをしている感じのようです。
RIZINでは代打出場もしており、所属選手の怪我で興行の穴をあけられないというのもあり、3日前のオファーで普段やってた階級よりも10キロ以上上の選手と試合したりもしています。
2020年の大晦日には、YouTuberのシバターの対戦相手Xとして参戦しました。
結果はまさかのシバター相手に負けるという残念すぎる結果でしたが、YouTubeの登録人数も増えたようでHIROYA的には狙い通りだったのかもしれません。
以後のYouTubeでの動画を見ても、かつての天才中学生魔娑斗二世の人気っぷりは健在のようです。
ちなみにシバター戦の疑惑のタップについては、本人的には「効いてないよ」という意思表示で指を振ってる感じだったようです。
2021年には引退試合をしたいとも発言しています。