スティーペ・ミオシッチ
生年月日:生年月日:1982年8月19日
身長:193cm
体重:110kg
階級:ヘビー級
国籍:アメリカ合衆国
ミオシッチ 選手メモ
スティーペ・ミオシッチはアメリカ合衆国の総合格闘家。
高校時代は野球、アメフト、レスリングとスポーツで活躍しており大学からも多くのスカウトが来ていた。
ひょんなことからダン・ボビッシュの練習相手をすることになり、その頃から格闘技に本格的に興味を持つ。
2009年にアマレスのコーチからアマチュアボクシングをやってみないかと誘われ、ボクシングにも取り組む。
アマチュアボクシングデビュー戦でいきなりクリーブランド・ゴールデングローブを優勝した。
さらにナショナル・ゴールデングローブでは
後のプロボクシング世界王座に挑戦するブライアント・ジェニングスとも戦い、敗れはしたものの健闘した。
2010年にはプロ格闘家デビューを果たし、レスリングとボクシングを組み合わせたスタイルでMMAの世界でも結果を残す。
2011年11月にはUFCに参戦を果たし、2016年5月にはファブリシオ・ヴェウドゥムを破りヘビー級王者に輝く。
UFCのヘビー級王者は今まで最高防衛回数は2回で絶対的な王者が存在しなかったが、
2018年にガヌーとの試合に勝利したミオシッチが3度目の防衛に成功し防衛記録を更新した。
アリスター・オーフレイム戦
(画像引用元:イーファイト様 http://efight.jp/result-20160910_246147)
ヴェウドゥムからタイトルを奪って初の防衛戦となった相手はアリスターオーフレイムだった。
1Rからパンチでプレッシャーをかけるミオシッチに対して背中を向けて逃げ回るように距離を取るアリスター。
アリスターは距離を取りながらチャンスを伺い、ミオシッチが追って来たところに左ストレートでダウンを奪う。
倒れたミオシッチに得意のフロントチョークを狙うが、ここは決めきれずに再びスタンドの攻防へ。
スタンドの攻防に戻ると、今度はミオシッチが攻めて再びアリスターが防戦一方になる。
最後はアリスターが蹴った足をキャッチしてテイクダウンを奪うと、パウンドの連打でアリスターをミオシッチが1RKOで仕留めた。
ガヌー戦
アリスターオーフレイム、ジュニオール・ドス・サントス と連続で1RKOで倒して防衛記録がかかった3度目の防衛戦の相手はフランスのガヌー。
ガヌーは格闘技歴は5年しかないが、確かなボクシングテクニックと、黒人特有の圧倒的なパワーを武器に新たなUFCヘビー級のスター選手として注目を集めている。
この試合はミオシッチが苦戦すると思ったが、結果はフルラウンド戦いきり、ミオシッチが終始ガヌーを圧倒して経験値の差を見せつけての判定勝利という形になった。
この試合でミオシッチはUFCヘビー級の防衛記録を更新した。
コーミエ戦
ガヌーを倒し防衛に成功したばかりのヘビー級王者ミオシッチだが、すでに次戦の防錆戦の対戦相手は決定している。
次回のUFCヘビー級タイトルマッチは現ライトヘビー級の王者ダニエル・コーミエとなる。
コーミエもミオシッチ同様にレスリングを中心としたスタイルでスタンドではボクシングを得意としている。
コーミエのレスリングの実力はオリンピック代表レベルとされるのでミオシッチ以上の評価がある。
ファイトスタイルは両者ともにレスリングベースでボクシングを武器に戦うため似ている。
コーミエは現在38歳と、2018年内にも引退があると話しているため、今回ミオシッチからヘビー級タイトルを獲得して有終の美を飾るつもりなのかもしれない。
コーミエは身長180cmと、ライトヘビー級の中では小柄のほうなので193cmあるヘビー級のミオシッチとは体格差もあるのでその面ではミオシッチが有利とされるが、現役のライトヘビー級王者の実力はヘビー級ランカー以上のものだと期待したい。