プロフィール
生年月日:1988年8月12日
身長:206cm
階級:ヘビー級
競技:ボクシング
国籍:イギリス
選手メモ
タイソン・フューリーは、イングランド、マンチェスター出身のプロボクサー。
名前の「タイソン」というのは、マイク・タイソンから取って父親が命名した。
弟のヤング・フューリーもヘビー級のプロボクサー。
父親のジョン・フューリーも元ベアナックルの選手でタイソン・フューリーのトレーナーもしていたが、2011年に暴行事件を起こし懲役刑を食らっている。
現在は出所しているが逮捕歴の関係でアメリカの入国が難しくなっているという。
12歳からボクシングを始める。アマチュアの戦績は30勝4敗。
北京オリンピック(2008)の代表落ちしたことでプロ転向している。
2008年のプロデビューから順調にキャリアを積んでいき、2015年11月28日に長くに渡りヘビー級を支配していたウラジミール・クリチコに勝利しWBAスーパー王座、IBF王座、WBO王座、IBO王座を獲得する。
2018年12月1日にデオンテイ・ワイルダーと対戦し、ダウンも奪われピンチな場面もあったが、結果は判定1-1で引き分けとなった。
2020年2月22日にワイルダーと再戦し、1試合目とは違う展開を見せて3回と5回にダウンを奪い、最後は7Rでタオル投入となりTKO勝利する。
2021年現在のプロボクシング戦績は31戦 30勝 (21KO) 0敗 1分。
タイソン・フューリーとドーピング
負けないのベビー級ボクサーということで注目度も高い選手だが、問題点も多い選手である。
その1つはドーピング問題がある。
以前からドーピングの疑惑はあったが、2017年12月12日に正式に2年間の資格停止処分を受けている。
フューリーはドーピングに関して「平等にするためには禁止薬物をすべて合法化する必要がある」というような発言もしている。
その一方で、ドーピング使用に関しては否定もしている。
なぜかUFC参戦したがる男
ボクサーにありがちではあるが、総合格闘技にバカにしたり、興味を示している。
マクレガーとメイウェザーの件もあったので同じようなことがしたいのか、すでに総合の試合をする準備ができているという発言もしている。
UFCヘビー級王者のミオシッチにも挑発をしており、ミオシッチは「総合ルールではなくボクシングでタイソンとは戦いたい」と発言している。
タイソンは2011年ころからUFCへは興味を示しており「総合格闘技はボクシングで通用しないやつのたまり場である」とも発言している。
コナーマクレガーに関しては、自身のパクリだという主張もしており、トラッシュトークもあごひげも自分が始めたらコナーが真似したのだという。
虚言癖、うつ病の傾向がある
うつ病を患っているようで、SNSで大量のコカインをアップして「自分のしたいことがして何が悪い」というような発言もしている。
「死ぬことを考えている、誰か俺をころしてくれ」なども発言しており、うつ病の傾向があることも報道されている。
2019年にはMMAの準備をしておりコナーマクレガーとも一緒にトレーニングをしようという話になっていると語るが、コナーマクレガーが正式にインタビューで「タイソンとは一度も会話をしたことがない」と否定している。
「ボクシングは金になるからやっているだけ」「おれはボクシングが好きではない」と公言していたりと、少なからずパフォーマンスでキャラでやっている面もあると思われる。
その一方で派手に歌ったり、入場パフォーマンスで決めたりと、陽気な一面も多く見せているので躁鬱っぽいのかもしれない..。
2021年はジョシュアとビッグマッチ実現か?!
ワイルダー3戦目の交渉がコロナの影響もあり度々延期となり、終いには契約上の問題があるとかどうでなくなるような報道がある。
一方で、2021年はイギリスボクシング史上最大のビッグマックとなるアンソニー・ジョシュアとの対戦が2試合契約で決まっているとの報道もある。
どちらもイギリス出身の現役ヘビー級王者なので、この試合が実現すれば物凄いことになりそうだ。
ワイルダーとの3戦目の実現の可能性もなくなったわけではないようなので、そちらの動きにも注目したい。
また、タイソンフューリーは度々UFC参戦もほのめかしており、オープンフィンガーグローブでオクタゴンでのボクシングマッチをUFCトップ選手との対戦も希望している。
候補としては、現ヘビー級王者のミオシッチか、1位のガヌーの名前が上がっている。
ミオシッチVSガヌーは2021年3月28日開催予定のUFC260で決まっているので、その勝者が後々タイソンとボクシング変則ルールでUFCでエキシビションする可能性も期待できる。