ヒョードルについて気になる情報をまとめました。
プロフィール
生年月日:1976年9月28日
国籍:ロシア
出身:ウクライナ
身長:182cm
階級:ヘビー級(+100kg)
ヒョードルは元PRIDEのヘビー級王者。当時は『60億人類最強の男』とも呼ばれていた。
PRIDE参戦前はリングスで戦っており、PRIDE21でPRIDE初参戦を果たすと、セーム・シュルト、ヒース・ヒーリングと連続で倒してPRIDE25でヘビー級タイトルマッチをアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラと行い、当時のヘビー級王者ノゲイラを完封しPRIDEヘビー級の王者となった。
その後、ノゲイラとヘビー級トーナメント決勝で再戦し一度ノーコーンテストになるも2004年の大晦日に戦い勝利。
その後もミルコ・クロコップ、マークハントなど競合を倒してヘビー級タイトルを守った。
PRIDE崩壊後は団体を転々としており、多くのPRIDEトップ選手がUFCへ流れたがヒョードルは最後までUFCと契約することはなかった。
ヒョードルの現在
2012年6月のペドロ・ヒーゾ戦を最後に一度は現役引退を表明するも、2015年の大晦日に日本のリングで現役復活を果たした。
以降は試合数は少ないものの現役続行の意思を示していり、2018年以降もまだまだ現役を続ける意思を示している。
ヒョードルは現在もまだまだ現役選手ということだ。
あのヒョードルが74秒でKO負けと話題に
PRIDE時代から彼の強さを知る者からすると衝撃的ではあるが、ヒョードルが74秒でKO負けをしました。
2017年6月24日に行われたマット・ミトリオン戦で右フックからパウンドをもらい1R1分14秒(74秒)で秒殺KO負けを喫したようだ。
この試合後のインタビューで引退について聞かれるとヒョードルは「私はファイターだ。戦うことが仕事だ。」と語っており、現役続行を明言している。
2017年10月現在、この試合後の試合はまだ決まっていないが、日本での試合は2015年に行われた現役復帰戦以降は行われていないので、RAIZINのリングで元PRIDEのスター選手との試合に期待される。
ミルコ、シウバあたりと戦ってくれるとPRIDE時代のファンとしては見たいカードではある。
PRIDEの元スター選手たちも、全盛期を過ぎたとはいえRAIZINには『最強決定戦』ではない格闘技の楽しみ方もできるし、個人的には是非見たいカードだ。
ヒョードルの全盛期はいつ?
ヒョードルが初めて負けた試合(初期の高阪剛戦を除く)は2010年に行われたファブリシオ・ヴェウドゥム戦のこと。
この試合も1R1分19秒(79秒)で秒殺での一本負けを喫している。
ヴェウドゥムはPRIDEでも活躍して、後にUFCのヘビー級王者になる実力者ではあるが、全盛期のヒョードルの実力ならばもっとやれていたようにも思える。
PRIDEが消滅した2006年以降は試合数が減ってきた影響もあってか、2007年くらいから試合をする度に徐々に衰えが見えてきた。
戦績を見てもヒョードルの全盛期は2002~2006年くらいまでというところが妥当でしょう。
ヒョードルの強さやトレーニング方法は?
ヒョードルのMMAを始める前のバックボーンは「柔道」と「サンボ」です。
打撃のイメージが強いヒョードルですが、元々やっていた競技は打撃系ではないんですよね。
柔道は日本では有名な競技なので分かると思いますが、
サンボはロシアにおける軍隊と警官の訓練を目的とした自己防衛のための特別な格闘技です。
サンボのルールは立った状態で相手を投げたり、抑えたり、関節技を決めたりする競技で打撃はありません。
ヒョードルの強さのベースは、柔道とサンボにあると言われます。
柔道でもオリンピックの金メダルを狙える強さがあり、サンボでも世界王者レベルの能力があるとされます。
その他にもボクシングなど打撃系の格闘技もやっており、様々な格闘技をミックスさせてトレーニングしています。
その他にも、ハンマーでタイヤを叩いたりなどユニークなトレーニング方法でも有名です。
★ヒョードルのトレーニング動画
格闘家以外での一面
ヒョードルはリング外では穏やかな人間としても有名です。
絵を描くことが好きで独特な絵を描いています。
★ヒョードルの描いた絵
2012年に一度引退した後はロシアの「スポーツ省特別補佐官」をしていたようで、詳しくどんなことをする権限があるのかは不明ですが、プーチン大統領とも交流があったりとロシア国内でも英雄です。